倉庫の湿度は適正に管理
企業の倉庫には多種多様な商品や備品が置かれています。長期にわたり、安全に荷物を保管するためには湿度管理が重要です。例えば、日本の夏場は湿度が高く、除湿器や空調設備を活用しなければ、自然と多湿な状態になりやすいです。電化製品や食料品、そしてビジネス文書などは高温多湿な環境での保存に向いていません。反対に湿度が低すぎる状況もまた倉庫にとっては適正な環境とはいえません。冬場は乾燥しやすい気候になり、倉庫の湿度が極端に下がりやすいです。乾燥が激しいと火災や静電気による電子機器の不具合などのリスクが生じます。真夏や真冬といった湿度が極端に上下するシーズンは、現場スタッフが意識して湿度管理に努め、違和感を覚えた時点で空調設備をフル稼働してリスクマネジメントをしなければなりません。
備品や在庫は種類別に保管
倉庫に備品や在庫を片付ける際は、なるべく種類別に分類して収納したいところです。ECサイトを運営する企業の倉庫には、色々なジャンルのアイテムが置かれているはずですが、製品の種類ごとに保管場所を予め区分けしておけば、現場スタッフが出荷や確認作業を素早く行えます。倉庫の出入り口付近は、頻繁に扉の開け閉めがあるため、湿度や気温が頻繁に変わりやすいです。外気温の影響をとても受けやすい場所ですので、出入り口に置く備品や商品は、湿度や気温の影響を受けても比較的大丈夫な物にしましょう。反対にデリケートな管理が求められる食料品や高価な電子機器などは、空調設備で室温や湿度がコントロールされている倉庫の奥の部屋にまとめて片付けておけば安心です。
3PLとは、自社の物流部門の一部もしくは全部の業務を第三の企業に委託する業務形態を指す言葉です。事業者は「調達物流」、「生産物流」、「販売物流」そして「静脈物流」まで包括的に請け負います。